開講科目の詳細
商標法特論1
Trademark Law 1
担当教員
受講対象者
商標法令について概要を理解している方
授業の主題と概要
本科目は、商標法令について理解を深めるために、その法令の立法趣旨と条文の解釈について
立法者の立場から講義を行います。
授業は、受講生に教科書?参考書等の予習範囲を示して、予習してくることを前提としています。
受講者は、事前の予定に従い、各回のテーマにつき教科書及び参考文献の関連部分を読んで内容の
概略を把握し、事前に与えられた課題や授業における質問などに答えられるよう準備します。
授業では、講義の内容を正確に理解するために、受講生を指名して、講義の内容や各回で予習して
くることを指示している教科書等についての説明を求め、関連する質問を行います。
到達(習得)目標
授業はいわゆる基本書の内容に従い、必要に応じて審査基準や判例を補充して前記目標レベルの 知識が確実に得られるようにする
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
---|---|
1,2 | 商標法の法目的(1条)、保護対象(2条) 商標の登録要件(3条) [登録主義、識別力] |
3,4 | 商標の不登録事由(4条)その1 商標の不登録事由(4条)その2 |
5,6 | 商標登録の出願と審査(5条~17条の2、68条の40) 商標権の設定登録?存続期間?更新登録?商標権の回復?分割?移転 (18条~24条の4、40条~43条) |
7,8 | 商標権の効力とその制限、登録商標の範囲、判定
(25条~29条、37条1号) 専用使用権と通常使用権(30条、31条)、商標権の消滅 |
9,10 | 商標権侵害及び侵害に対する救済(36条~39条) 先使用権(32条)他、商標権侵害事件における争点と抗弁事由 |
11,12 | 拒絶査定不服審判等(44条、45条)、再審(57条)、審決取消訴訟(63条) 商標登録無効審判(46条~47条)、商標登録異議申立手続(43条の2~15)、情報提供(施規19条) |
13,14 | 商標登録取消審判[不使用取消審判、不正使用取消審判](50条~55条) 特殊な制度 防護標章(64~68条)、団体商標(7条)、地域団体商標(7条の2) |
15,16 | 商標の国際登録出願制度(68条の2~68条の39)、全体のまとめ、 期末テスト(90分) |
開講について
開講時期: 2学期
開講形態: 毎週2コマ(180分)×8日間
講義回数: 全16回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
特許庁編?工業所有権法逐条解説 (発明推進協会)
講義資料を配布
【参考図書】
知的財産法法令集または工業所有権法令集(発明推進協会)
商標法 茶園成樹著 (有斐閣)
商標審査基準 【改訂第13版】(発明推進協会)
※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。