開講科目の詳細
生成AIの活用実務特論2
Advanced Practice of using Generative AI 2
担当教員
受講対象者
生成AIのビジネス活用に関心があり、生成AIの基礎からビジネスへの効果的な適用などを幅広く学びたいビジネスパーソン全般
授業の主題と概要
自分で定めたユースケースにおいて、生成AIを活用したり独自データを活用することで、ビジネス価値を創造できるかを、Day 1からDay4まで、徐々にレベルを上げて、道具としての生成AIの適用演習に取り組むことで、そのKnow Howや考慮点を身に付けることを目標とします。
授業は、受講生各自が持ち寄った様々な業界ビジネスケース実例をユースケースとして、実践演習と論点整理を中心に進めていきます。
Day1)生成AI活用レベル1:単独活用での個人の生産性向上や、業務品質向上を目指す演習と、関連する論点整理
Day2) 生成AI活用レベル2:自社の業務において独自データも活用しながら生成AIを用いたオペレーションの変革演習と、関連する論点整理
Day3) 生成AI活用レベル3:生成AIの人にはできない強みを活かしてビジネスモデルの変革や顧客?社会に対する価値創造チャレンジ演習
Day4) 生成AIが社会に投げかけた課題についてのブレインストーミングを通じて、指数関数的に進化する生成AIに対して各自が正しく活用して行くための知恵やリスクへの対処などの論点整理
到達(習得)目標
様々な生成AI活用の発展段階(個人的利活用→業務生産性や品質向上への適用→新しいビジネスモデルでの価値創出)を、各自の持ち込んだユースケースでの適用検討を通じて理解し、身近な実務での生成AI適用が企画?検討できるようになる
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
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1,2 | <生成AIの概要と基礎知識> 身近な土台業務(文書作成、要約、アイデア出し、調査、翻訳、プログラミング、画像デザインなど)での生成AIツールの活用ケースを紹介し、個人が自己判断で簡単に実業務の様々な局面で生成AIを適用できるイメージを持つ (講義内演習+レポート課題1発表) 個人的に設定したユースケースに対する生成AIの実践的適用と結果評価を、演習として行い、結果評価を行い、結果をクラス発表する |
3,4 | 生成AIを実務適用する際の3レベル(個人効率化適用?企業業務モデルへの適用?DXへの適用)の違いを把握する。また、様々な企業業務モデルへの適用で、人と生成AIの協働作業による効率化や業務品質向上の適用事例を学ぶ (レポート課題2発表) 各自の会社業務での人と 生成AIの協働で行うことで効率や品質をあげる取り組みを想定し、実装計画を策定し、結果をクラス発表する |
5,6 | 生成AI適用により自社ビジネスモデル変革(DX)を引き起こした適用事例を学ぶ (レポート課題3発表) 各自の設定した生成AIによるビジネスモデル変革について企画し、想定される課題や効果をクラス発表する |
7,8 | 生成AI時代の人の果たすべき役割と生成AI拡大で引き起こされる実務課題や社会課題(例:フェイクニュース拡散、AIと著作権問題、XaaS拡大、etc)のいくつかの深堀行い、問題意識を高める (グループ討議) Session7で取り上げた、生成AIの拡大が引き起こす様々な実務や社会実装課題の中から最も重要と思ういくつかをチームで選択し、その課題の対応方針を考察してまとめる |
開講について
開講時期: 4学期
開講形態: 180分×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
Day 1-Day4 個別講義資料(PDF)配布予定
【参考図書】
『生成AI/30の論点2025-2026』城田真琴(日本経済新聞出版)
『デジタル社会の罠』西垣通(毎日新聞出版)
『生成DX 生成AIが生んだ新たなビジネスモデル』小宮昌人(SBクリエイティブ)他
※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、
授業料には含まれておりません。予めご了承ください。