開講科目の詳細
オペレーションズマネジメント特論1
Applied Operations Management 1
担当教員
受講対象者
管理部門、事業企画、経営企画に携わる方 等
授業の主題と概要
OM要論で議論した様々な要因を有機的に繋ぐことを試みます。主にモノやサービスを顧客に届ける活動の連鎖であるサプライチェーンを取り上げ、商品や産業の特性及び構造(アーキテクチャ)に応じたサプライチェーン戦略を議論します。また問題点を明らかにするためのフレームワークを学び、ケーススタディーによりそれらの応用を試みます。
講義、ミニケースによる演習を通じて下記項目の習得を目指します。
?資源ベースの戦略論
?サプライチェーンの分析フレームワーク(製品特性、製品構造、産業構造、ベンダー選定、サービス業)
?分析、改善手法(ビジネスプロセスマネージメント、フロー分析、品質管理)
到達(習得)目標
事業戦略に応じたオペレーション/サプライチェーン戦略の検討について、ケーススタディーを通じて代表的なアプローチを理解する
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
---|---|
1,2 | <製品の特性、需要の特性> 不確実性への対応、対応力と柔軟性、アジル経営、ポストポーンメント、ブルフィップ効果と情報 <SCと意思決定?SCのグローバル化> ?国際化の要因と形態 ?税制を考慮したグローバルサプライチェーン ?ケース:金型産業の国際化 |
3,4 | <アウトソーシングとインセンティブ調整> ?クイズ:「日本の携帯電話の競争力が低く、デジカメの競争力が高い理由は?」 ?ケース:TSMCケース ?アウトソーシングの判断基準、インセンティブ調整 <ビジネスプロセス分析と改善> ?モデリング、改善の視点、課題分析、目標設定 ?期末課題(トラスコ中山ケースの説明) |
5,6 | <SC戦略「ポストポーンメント」> ケース:HPプリンタサプライチェーン 需要予測の期本則、在庫管理、定量化分析、BTO、SC指向設計 <ITによる競争優位性> ケース:TSMCケース(2) SCMのためのITソリューション(SCM、S&OP)、ITによる競争優位性 |
7,8 | <期末課題プレゼンテーション> トラスコ中山に対する事業戦略プレゼン(経営企画部向け) <事例紹介> ロジスティクス戦略:同業種企業の比較 |
開講について
開講時期: 2学期
開講形態: 2コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
ケース (HBS)“Taiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC):
The Semiconductor Service Compnay”, Stanford Graduate School of Business, Case: GS-40
【参考図書】
「コア?テキスト 生産管理」富田純一?糸久正人(新世社)
「生産マネジメント入門①<生産システム編>」 藤本隆宏 (日本経済新聞出版社)
「競争戦略論」 青島矢一他 (東洋経済新報社)
「サプライ?チェインの設計と管理」 D. スミチ他 (朝倉書店)
Matching Supply with Demand, Cachon?Terwiesch, McGraw-Hill
※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。