カリキュラムガイド 一覧
[2] 学部のカリキュラム
基礎教育部 > プロジェクトデザイン基礎教育課程
教育目標
現在、技術者には専門知識と実践スキルのバランスを重視した実践的なイノベーション力が強く要望されている。本課程のプロジェクトデザイン活動では、チームによる問題発見、情報収集、問題解決のアイデア創出、作品制作や実験によるアイデアの検証など多くのイノベーション手法を学ぶ。これらの学びを通して、実践的イノベーション力を身につけた人材を育成する。
カリキュラムフロー
キーワード
- 問題発見?解決
- 主体的学習
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
プロジェクトデザイン基礎教育課程 科目概要
- all open
- all close
-
G250 プロジェクトデザイン入門(実験)
本科目では、検証プロセスと問題解決プロセスに要する基本スキルを学習する。そのため、各学生が所属する学科の特徴的な対象や現象を取り上げ、その現象に関わる実験データを、収集→整理→分析→仮説→視覚化→報告に要する「データ取り扱いスキル」の基本を学習する。さらに、学習した実験知識?技能を活用し、問題発見から解決にいたるプロセスおよびデータに基づく検証活動の基本スキルを学習する。
行動目標●問題発見から解決にいたるプロセスに要する基本スキルを修得する。対象や現象を定量的あるいは定性的に捉えられるようになる。対象や現象の特徴?特性?法則性を抽出できるようになる。それらの情報を第三者にわかりやすく伝えることができるようになる。検証活動を円滑に進めるための様々な基本スキルを習う。学科で学ぶ技術分野と技術者像を思い描くことができるようになる。 -
G251 プロジェクトデザイン I
本科目では、実生活の身近な問題の解決に向けて、必要な知識?経験?情報を収集し、個人またはチームでそれらを統合して、チームで組織的にプロジェクト活動を行う。メインテーマによりその流れは異なるが、基本的には「問題発見→現状把握(問題の存在証明?ニーズの存在証明?既存策の把握)→問題の原因分析と構造分析に基づく課題決定→解決に向けた前提条件?達成条件の設定→解決案の決定」の順にプロジェクト活動を進める。
行動目標●自身が当事者?関係者となる身近な問題の解決に向けてチームで取り組み、論理的な思考に基づくプロジェクト活動ができるようになる。解が多様な問題に取り組むことができるようになる。個々の知識を集約して問題解決に活用できるようになる。新しい課題を探求し解決策を創造的に見出すことができるようになる。 -
G252 プロジェクトデザイン II
本科目では、実社会における他者の問題の解決に向けて、必要な知識?経験?情報を収集し、個人またはチームでそれらを統合して、チームで組織的にプロジェクト活動を行う。メインテーマによりその流れは異なるが、先行科目のプロジェクトデザインⅠで修得した基本スキルをもとに、より深いプロジェクト活動を効率的に行う。
行動目標●実社会における他者の問題の解決に向けてチームで取り組み、論理的な思考に基づくプロジェクト活動ができるようになる。解が多様な問題に取り組むことができるようになる。個々の知識を集約して問題解決に活用できるようになる。新しい課題を探求し解決策を創造的に見出すことができるようになる。基礎科目や専門科目など大学での学習で身につけた知識も総合して活動できるようになる。 -
G253 プロジェクトデザイン実践
本科目では、プロジェクトデザイン入門?Ⅰ?Ⅱで修得した知識や技術をもとに、問題解決を目指すべく提案した解決案またはその特定部分の有効性を検証する。プロジェクトデザイン入門よりもさらに専門的な知識や技術を駆使し、対象や現象を定量的あるいは定性的に捉え、その特徴?特性?法則性について明らかにする。その過程で、検証活動の進め方および検証に必要なスキルをより深く学習する。
行動目標●対象や現象を高い精度で定量的あるいは定性的に捉えられるようになる。対象や現象の特徴?特性?法則性を明確に抽出できるようになる。それらの情報を第三者にわかりやすく伝えることができるようになる。検証活動を円滑に進めるにための専門的なスキルを修得する。学科で学ぶ技術分野と技術者像を思い描くことができるようになる。 -
G255 グローバルPD
本科目では、専門分野?国籍?文化的背景の異なる者が、開発途上国において生活を共にしつつ、共通の目的達成に向けて協働し、現実社会における問題発見?解決に取り組む。活動では「デザインシンキング」を用いて現実社会の問題を発見し、制約条件下における解決案を創出する。また、創出した解決案をプロトタイプ(モックアップ)や資料として具現化し、関係者と共に解決案を改善?改良する能力を得る。行動目標●本科目の事前学習?現地活動?事後活動を通じ、以下の能力を得ることが期待される。 文化的背景?第一言語の異なる人々と協働できる、デザインシンキングの手法を用い、問題発見?解決活動を遂行できる、多様な表現方法を用いて活動の成果を他者と共有できる、チームの一員として、問題発見?解決活動へ貢献できる、外地において安全および衛生管理を自主的に行える、活動の成果および過程を関係者に説明できる。
-
G254 ICT入門
パーソナルコンピュータ(PC)の仕組みとその能力?可能性を理解する。その上で学生として、また社会人となってPCを教育?研究?技術開発などに活用するための基礎的能力を修得する。
行動目標●パーソナル?コンピュータ(PC)の基礎知識を修得し、ノートPCの特徴と仕様を理解する。Windowsの基礎知識を修得し、WindowsとWindowsアプリケーションを使うことができる。ハードウェア/ソフトウェアのインストール方法を修得し、PCを学習で利用可能な状態にすることができる。ウィルスの仕組みを理解し、ウィルスから自分のPCを防衛することができる。ネットワークの設定方法を修得し、ネチケットを理解して学内ネットワークおよびインターネットの活用ができる。オフィスソフトの操作方法を修得し、データの活用ができる。また、効果的な資料?プレゼンテーションが作成できる。